傘綾…アマクサクラゲ
今日のクラゲは、アマクサクラゲ、
いおワールドかごしま水族館で撮影しました。
アマクサクラゲのポリプは、水深100mにあるサツマハオリムシのコロニーから発見されました。これは本種の幼生が野外で発見された唯一の例なんです。
不思議ですね、なぜか自然界ではポリプがサツマハオリムシからしか見つかっていない…。
そしてこのポリプはハオリムシの棲管という部分に付着しています。
さらに不思議なのは、九州の天草地方でよくみられるのに、そこからポリプが見つかっていないということ。
熊本県の天草市付近の海域です。天草市はキリシタンの歴史や自然豊かな景観で知られていますね。
https://map.yahoo.co.jp/address?ac=43215&lat=32.35672&lon=130.08268&zoom=10&maptype=basic
では、アマクサクラゲのポリプが唯一見つかった、サツマハオリムシはどこにいるのかというと…鹿児島の錦江湾。
ここでもアマクサクラゲを見ることができます。
サツマハオリムシって何?って方は、こちらのサイトをどうぞ。
サツマハオリムシ
調査している会社のサイトに、『自社開発の水中ドローンで錦江湾に生息する希少なサツマハオリムシを発見』として、水中ドローンの開発会社が行った調査報告で、サツマハオリムシの生息環境や特徴について詳しく紹介されていて、アマクサクラゲのポリプがサツマハオリムシに付着することや、その発見経緯について触れられています。
自社開発の水中ドローンで錦江湾に生息する希少なサツマハオリムシの映像撮影に成功|株式会社FullDepth
今日のクラゲ
和名:アマクサクラゲ 天草水母
学名:Sanderia malayensis
撮影したカメラ:SONY α7iii
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著書:ほんわかクラゲの楽しみ方
「ほんわかクラゲの楽しみ方・ゆらゆら、ふらふわ。眺めて、癒される。」
クラゲの柔らかで優しい魅力と不思議な生態をわかりやすく伝える、
クラゲ初心者にもお勧めの一冊です。
・平山ヒロフミ著
・アクアパーク品川監修
・誠文堂新光社