透明感…ミズクラゲ

ミズクラゲ

儚い透明感を感じる、傘の造形…。

このクラゲの名前

和名:ミズクラゲ
英名:Moon-jelly
学名:Aurelia aurita

ミズクラゲの水管

傘の中心から外側に向けて放射状に延びている線を、水管と言います。
ミズクラゲには人間のように血液を全身に送り出す心臓がありません。しかし、体に酸素や栄養を運ぶために”水管”が存在します。
ミズクラゲの水管は、胃で消化されたエサや呼吸のための海水を全身に運ぶ役割を持っています。これらの水管は、放射管から続く細かい管で、クラゲの体内で循環システムのような働きをしています。
この美しい模様は、クラゲが成熟するにつれて分岐が増えていくと言われ、木の年輪のように分岐の数でおおよその年齢(月齢)がわかるとされています。

水管の種類

水管は胃から傘の縁にかけて縦に延びた「放射水管」と、縁に沿って輪のようにある「環状水管」の2系統があります。
放射管は胃で消化されたエサや呼吸のための海水を通り、さらにその先の水管によって全身に運ばれます。

  • 放射水管: “Radial Canals”
      放射水管は、ミズクラゲの胃から傘の縁にかけて縦に延びる管です。
      これらの管は、消化された餌や海水を全身に運ぶ役割を持ち、クラゲの循環システムの一部を形成しています。
      餌を消化した後、放射水管は餌の色に染まり、クラゲの栄養状態を観察する手がかりとなります.
  • 環状水管: “Circular Canal”
    • 環状水管は、傘の縁を取り巻くように存在する水管で、放射水管からの栄養や海水がさらに全身に運ばれる経路です。
      この管は、栄養の運搬や吸収だけでなく、酸素を供給し、老廃物を運ぶ役目も果たします。このように環状水管は、クラゲの体内での循環機能を助ける重要な器官です.

    ほんわかクラゲの楽しみ方

    「ほんわかクラゲの楽しみ方・ゆらゆら、ふらふわ。眺めて、癒される。」
    クラゲの柔らかで優しい魅力と不思議な生態をわかりやすく伝える、
    クラゲ初心者にもお勧めの一冊です。

    ・平山ヒロフミ著
    ・アクアパーク品川監修
    ・誠文堂新光社

    Amazonに見に行く

    あわせて読みたい

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

    このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください