発光!!…オワンクラゲ
繊細で極限までシンプルな線と曲面だけで構成されているのが、オワンクラゲです。
この写真を撮ったときは透き通るような傘と、数えきれないほどのたくさんの触手が傘の周りから伸びていました。
これほどまでに多くの触手が生えているにもかかわらず、絡まることなく優雅に伸びて、餌が触れ来るのを待っています。
この優雅な雰囲気とは裏腹に、餌が触れた瞬間に時速100km/h以上になるとんでもない速度で毒針が触手から発射され、小さな動物プランクトンは毒針に刺されて動けなくなってしまいます。
特徴
- 傘はお碗を逆さにしたような形をしているところからこの名前が付いたと思われるのですが、どのクラゲも大体似た形をしているので、この模様が何となく日本の代表的なごはん茶碗の模様に似ている気がする…といった理由ではないかと想像しています。(個人の勝手な推測です)
- 透明で内側の放射管がはっきりと外側から見える。
- 傘径は最大で20cmにもなり、ヒドロクラゲの仲間では最大!
- 刺激を受けると生殖腺を緑色の蛍光色で発光します
- あまり拍動しません。水族館でもとても緩やかな水流で展示しています。
- 穏やかな動きに似合わず、小さな動物プランクトンだけではなく、エビなどを丸呑みして消化している様子も時々見ることがあります
このクラゲの名前
学名:Aequorea coerulescens
和名:オワンクラゲ
撮影したカメラ:SONY α7iii
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著書:ほんわかクラゲの楽しみ方
「ほんわかクラゲの楽しみ方・ゆらゆら、ふらふわ。眺めて、癒される。」
クラゲの柔らかで優しい魅力と不思議な生態をわかりやすく伝える、
クラゲ初心者にもお勧めの一冊です。
・平山ヒロフミ著
・アクアパーク品川監修
・誠文堂新光社