春の使者…カミクラゲ

カミクラゲ

カミクラゲは春を告げる使者。
まるで花のように、早い春の季節を感じてこの時期になると、ぽっかり空に浮かぶ雲のように穏やかに海に現れます。

一般的に花は気温などの変化を敏感に捉えて芽を出しますが、クラゲは海水温の変化とポリプに関連があるのでしょう。
ミズクラゲのポリプは水温の低下でストロビレーションを起こし、エフィラから大人のクラゲになります。
しかし、このカミクラゲは未だにポリプが見つかっていない謎のクラゲなのです。
どこでどのように育ってこの時期に現れるのか、誰も子供の世代をまだ見たことがないミステリアスな存在は、一層、幻想的に感じてしまいますね。

先日訪問した、いおワールドかごしま水族館のカミクラゲです。

和名:カミクラゲ
英名:Hydorozoa
学名:Spirocodon saltator

撮影したカメラ:SONY α7iii

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ほんわかクラゲの楽しみ方

「ほんわかクラゲの楽しみ方・ゆらゆら、ふらふわ。眺めて、癒される。」
クラゲの柔らかで優しい魅力と不思議な生態をわかりやすく伝える、
クラゲ初心者にもお勧めの一冊です。

・平山ヒロフミ著
・アクアパーク品川監修
・誠文堂新光社

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こちらもおススメ:世界で一番美しいクラゲ図鑑

夜や深海などの暗い海に浮遊するクラゲのビジュアルは美しく、ダイバーだけでなく、数多のファンが存在します。とりわけ近年は“癒やし”をキーワードに、各地の水族館がクラゲ展示に力を入れています。本書は、写真家としても世界的に知られる編者の水口および、クラゲの研究者、写真家として知られる戸篠の写真、さらには近年ダイバーたちが夜の海で撮影する美しく、学術的にも意味のある写真を集めて写真集として圧倒的に見応えがあると同時に、研究者たちからの寄稿もあわせ、読んでも楽しい図鑑です。本書の制作にあたっては、クラゲ水族館として知られる山形県の加茂水族館、新江ノ島水族館、名古屋港水族館、サンシャイン水族館などの協力も得て、情報の精緻さも魅力です。
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