儚い透明感…タコクラゲ

タコクラゲ

今日のクラゲ

タコクラゲの傘は比較的肉厚で、透明感というよりもボリューム感があるのですが、サンシャイン水族館のタコクラゲ水槽は水槽の裏側から強い光を当てているおかげで、普段は気づかない透明感を強く感じることができます。

特徴的な傘の水玉模様も、うっすら見えるだけで内側の色や模様がはっきり見えて、元気いっぱいのタコクラゲが儚げに見えますね。

和名:タコクラゲ
学名:Mastigias papua
英名:Spotted jelly

今日のクラゲニュース:地震でクラゲ大発生?

2011年の東北地方太平洋沖地震のあとに、気仙沼の舞根湾でクラゲが大発生していたでいたことは直接ダイビングの目視でも確認されていたのですが、その量を堆積物のDNAから推測することができたんです!。
そして、このクラゲの大発生は、石油に関係する堆積物の多い層の直上で、クラゲのDNAの含有量が最大になったことから、石油による海洋汚染によってクラゲの発生が促進されたという因果関係がわかりました。
海底に安定して海の浮遊物などが溜まる海域であれば、どんな生き物がどれくらいいたかを、わざわざ採集したり目視で数えることなく調べることができる画期的な方法ですね。
ただし発生量をリアルタイムで測定できるのではなく、1か月単位程度の器官に区切って後から調べることができる方法です。でもこのデータが蓄積されて行き、さらに水温や海流などのデータをAIに取り込むことで、将来はクラゲ発生の予測もできそうな気がします。
記事:京都大学 堆積物の環境DNAで探る過去の出来事 -津波直後のクラゲ大発生を検知-
https://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research-news/2021-08-23-0

ほんわかクラゲの楽しみ方

「ほんわかクラゲの楽しみ方・ゆらゆら、ふらふわ。眺めて、癒される。」
クラゲの柔らかで優しい魅力と不思議な生態をわかりやすく伝える、
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・平山ヒロフミ著
・アクアパーク品川監修
・誠文堂新光社

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クラゲの本

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