「くらげとあの娘」新宿での上映開始!。
先日からお知らせしていた、映画「くらげとあの娘」の初日に行ってきたので、そのご報告。7月中に関係者の先行上映があったのですが観にいくことができず、この日の一般公開日の観覧となりました。
期間中は毎日AM10:15~の1回のみの上映なので、早めに出て上映の45分以上前に到着。すでに10名以上の方が並んでいました。この映画に期待されているんですね。
「くらげとあの娘」はどんな映画?
映画館はとても洗練された雰囲気で居心地も良く、映画に没頭できそうです。そして上映開始。
ストーリーは大人の恋の物語がクラゲにからめて展開されます。切ない気持ちを感じたいなら、クラゲ好きに限らずどなたにもお勧めの映画なのです。決して押し付けがましくなく、淡々と静かに時間が流れていく間にそれぞれが持っている深く傷ついた過去が少しずつ明らかになって行き…あとは映画館でどうぞ。
旧加茂水族館のオマージュ的、記録映画的な目的もあったのかもしれませんが、そんなドキュメンタリーを期待しているといい意味で裏切られますのでこの映画を見るのにクラゲ好きである必要はありません。クラゲの加茂水族館だからと気負わず、一つの映画として観てもらえたら…。
もちろん美しいクラゲはふんだんに出てくるので、クラゲ好きの方ならさらにプラスして感動できるのでは。
飼育員としての所作が自然で本当に飼育員なのではと思ってしまうほど。セットではなく加茂水族館を丸ごとそのまま使用しているのでリアリティーもしっかりしています。
そっと心を癒してくれる作品です
ヒロイン・有希(派谷恵美)は、クラゲの飼育員・浩平(宮平安春)のはっきりしない様子と対照的に勤めて明るく振舞っていますが、ふとしたことで思い出される過去で急に涙します。そして、思いを寄せる有希の姿を見て浩平も立ち直って行けるのでしょうか。
その過去をお互いに尊重しあう、穏やかで優しい空気感、そして時には優しさに流されない葛藤と強さは、この映画を見た人の心のどこかにある傷をそっと癒してくれそうです。
この映画の元になった加茂水族館の方々、携わった多くの方の優しさが映像から滲み出るようでした。
一人でも多くの方に観てもらいたい映画です。
映画を見た後は、ロビーで宮田監督、キャストのみなさんとお話しすることができました。
またロビーには本物のミズクラゲも展示されているので、その美しい姿も見てくださいね。
●上映
8/9~8/22 と期間限定なので、今のうちにスケジュールに入れておいてくださいね。
東京 新宿ケイズシネマ
03-3352-2471
8/9~8/22
全期間 10:15~の1回のみ上映です。
http://kurage-anoko.com/theater/index.html
パンフレットも充実
そして、カウンターで販売されている映画のパンフレットも充実しています。映画のバックグラウンドのみならずクラゲに関しても基本的な内容から、ちょっとしたびっくりネタまでさまざまなコンテンツ満載です。
ぜひ手に取ってみてくださいね。
映画館で買いそびれた方は、こちらからも入手できます。
http://kurageanoko.thebase.in/items/620305
過去のエントリー
●東京での上映決定! 「くらげとあの娘」で切なさと旧加茂水族館の魅力を