クラゲの役割…タコクラゲ

タコクラゲ

タコクラゲ(Mastigias papua)も、特徴のある生態を持っています。

クラゲの役割

タコクラゲ(Mastigias albipunctata)は、褐虫藻(光合成を行う微細な藻類) を体内に共生させていて、光合成 によって有機物を得ています。そのため、光が十分に届く浅い海で生息していることがおおいんです。でも例外的に、パラオのジェリーフィッシュレークでは、深いところに沈んだり、光を求めて浮かんできたり、といった行動が見られます。

日本では、関東以南の太平洋岸から琉球列島 にかけて分布し、特に南日本 では夏季 によく見られます。また、タコクラゲは環境中の無機懸濁物(水の中に浮かぶ細かい泥やゴミ) を自身の分泌する粘液(ぬるぬるした液体)で捕捉して沈ませることで水質をきれいにすることにも寄与しています。これはタコクラゲに限ったことでは無く、多くのクラゲがそんな役に立つことをしてくれています。

著書:ほんわかクラゲの楽しみ方

「ほんわかクラゲの楽しみ方・ゆらゆら、ふらふわ。眺めて、癒される。」
クラゲの柔らかで優しい魅力と不思議な生態をわかりやすく伝える、
クラゲ初心者にもお勧めの一冊です。

・平山ヒロフミ著
・アクアパーク品川監修
・誠文堂新光社

Amazonに見に行く

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください