海の中の彗星…アトランティック・シーネットル

アトランティックシーネットル

今日のクラゲ:アトランティック・シーネットル

触手の長いアトランティック・シーネットルは、遠く宇宙の果てからやってくる彗星みたいですね。
一定のリズムを刻んで拍動しながら、すいすいと水槽の中をさまよっています。

傘にうっすら見える放射状の模様が正確に並んで幾何学的。
ゼリー状の掴みどころのないイメージのクラゲに対して対照的な造形をしています。

学名:Chrysaora quinquecirrha
英名:Atlantic seanettle

今日のクラゲニュース:アトランティック・シーネットルの飼育方法

アトランティック・シーネットルの飼育方法が、海遊館の資料で公開されています。
ダウンロードはコチラから。少し古い資料ですが内容は今も変わりません。
https://www.kaiyukan.com/connect/laboratory/bulletin/pdf/kaiyu_13.pdf

とは言え、日本国内で誰もが簡単にアトランティック・シーネットルを入手することはできない…いやもう一般には無理ですよね。

でも、他の多くのクラゲと基本的な飼育方法の流れは同じ。もし将来、自宅で飼育をすることになったときにとても参考になります。水族館だからといって、特別な方法を行っているわけではありません。

クラゲの種類にもよりますが、商用ベースの水族館でなければ対応できないような特別な装置や、個人で購入するのは不可能なほど大型で高価な装置も必要なく飼育や繁殖をすることができます。

ただ手間はかかります。その手間がや熱帯魚とはかなり違うので難しく感じますが、その手間のレベルは熱帯魚や一般的なペットと同じレベルだと思っています。うまく飼育できているときは、それまでの苦労が嘘のように簡単に維持できます。ただ、原因不明で急に小さくなってしまうこともあり、そういうときに手の施しようがなく一気に溶けて消えた…といった儚さはクラゲ独特の儚さですね。

水族館の裏側では、毎日その手間ひまをかけて大きく育てて、展示して見せてくれています。
水族館が繁殖させるために用いている、クラゲの面白い生態を紹介しようと思ったのですが長くなってしまったので、これはまた明日。

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