紫色のアクセント…パルモ

リゾストマ・パルモ

傘の周りにある、紫色の縁取りが特徴的な、パルモ。
山形県の加茂水族館では『パルモ』、新江ノ島水族館では『リゾストマ・パルモ』と呼んでいます。

口腕の淡い透明感と薄い紫のグラデーション、傘の縁の濃い紫色…一つ一つの形や色が美しいですね。
この写真は加茂水族館で撮影しました。

和名:パルモ、リゾストマ・パルモ
学名:Rhizostoma pulmo
鉢虫綱 根口クラゲ目 ビゼンクラゲ科

クラゲの造形に地域の特徴があるのでは

このクラゲはどこかヨーロッパ的な哀愁を帯びた色と造形に感じてしまいます。。
クラゲが生まれ育った海域の生態や造形と、人間の文化は全く関係無いはずなのですが、ヨーロッパのクラゲはアールデコだったり、ローマ時代の芸術品や骨とう品に通じる雰囲気を感じます。

東南アジアのクラゲは熱帯の光のように元気いっぱいで、明るさと元気な拍動。
日本は繊細なクラゲが多いイメージ。統計を取ったりきちんと分類したわけではありませんが、そんな気がしています。
水温や気候、水質などに進化や形態が影響されるといった理由もあるのでしょうね。

じっくり調べてみたい課題です。

今日のクラゲニュース:おやすみなさい、サカサクラゲ

新しい情報ではありませんが、以前から気になっていたのが研究成果がこのクラゲが眠る…というもの。
クラゲが眠るってどういうこと?、脳がないのに眠るとは?と不思議に思っていました。

ほんわかした作り話ではなく、カリフォルニア工科大学などの研究で報告されたれっきとした研究の結果です。

今回はサカサクラゲがこのお話の主役。
https://www.caltech.edu/about/news/surprising-ancient-behavior-jellyfish-79701

クラゲの睡眠を確認!

確認した方法はこの3つ。なるほど!

     

  1. 日中は1分あたり拍動が約58回、夜は1分あたり約39回しか拍動しなかった。
     

  2. サカサクラゲを水面から放して反応を見たところ、起きていると思われるときはすぐに底に向かって泳いだが、眠っていると思われるときは5秒間ほど反応しなかった
     

  3. 眠る時間帯に10秒おきに水流の志垣を与えて眠らせないようにしたら、起きている時間帯も上記のような眠っていると思われる反応が起きた

そして、さらに面白いのが、他の動物で睡眠を促進することが知られているメラトニンを与えたところ、クラゲにも睡眠の促進が見られたそう!。

もしかして…クラゲも眠るということから考えてみた

多くのクラゲは水流がないと沈んで自重で潰れるなどして弱ってしまいますが、サカサクラゲは例外で穏やかな状態で休ませてあげる必要があるんですね。
もしかして環境に疲れたクラゲにメラトニンを与えることで、たくさん眠って元気を取り戻すとかあるのかな。
あまり育ちの良くないサカサクラゲの水槽は、水流が強すぎたり24時間水流を起こし続けているから、などあると僕は予想しました。

脳がないことをいいことに、ある程度の水流を与えさえておけばクラゲはOK!と単純に考えていましたが、今後『眠る』という概念も常識をひっくり返すような(まさにUpside Down Jellyfish=サカサクラゲの英名)成果があるかも。

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