磨かれたガラスの透明感 ギヤマンクラゲ

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体全体の透明度ナンバーワンなのではと思えるほど、
傘が透明でガラスのようなギヤマンクラゲ。
細く長い触手は、いまにも千切れてしまいそうな繊細さ。
しかしその見た目とは裏腹に、ここにも刺胞と言う毒針が沢山仕込まれていて、
獲物となる動物プランクトンを確実に捕らえます。
細く長く、そして沢山伸ばしている触手は全てハンティングのためなのです。
さらに、このギヤマンクラゲは獰猛な面もあります。
一緒に他のクラゲと入れておくと、他のクラゲを食べてしまうようなのです。
採集したときにうっかり他のヒドロクラゲと一緒に採集びんの中に入れてしまうと、
大抵このギヤマンクラゲだけが残り、他のくらげの姿が見えなくなってしまうことも。

こんなクラゲが身近に

これほど繊細でどこまでも透明なのにちゃんと口や消化器や、
神経や筋肉、眼まで持っています。
この世のものとは思えないほど不思議な形をしている
ギヤマンクラゲは、日本にごく普通にいるクラゲなんです。
●クラゲの不思議な世界
http://www.jfish.net/
●平山ヒロフミ
info@jfish.net
●画像情報
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss

●画像の作成:

Adobe Photoshop Elements

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