まるで泳ぐキノコ…何となく食べることができそうに見えますが、決して口にしないでください。
しかし、他の生き物にとって、このクラゲは住処になっています。

ブラジル南部の海で採集された Lychnorhiza lucerna(リクノリーザルサーナ)に、カニの幼生が住処にしていることが観察されています。
ふわふわ漂うクラゲにしがみついて、大人のカニになる前まで、クラゲにお世話になりながら過ごしているんですね。

このクラゲにも刺胞毒があり、小さな動物プランクトンは刺されると動けなくなって餌になってしまいます。
それなのにどうやって長い期間、ダメージを受けずに共存しているのか不思議です。

Lychnorhiza lucerna Haeckel (Scyphozoa, Rhizostomeae) and Libinia ferreirae Brito Capello (Decapoda, Majidae) association in southern Brazil

今日のクラゲ

属名：リクノリーザ・ルサーナ
学名：Lychnorhiza lucerna

著書：ほんわかクラゲの楽しみ方

「ほんわかクラゲの楽しみ方・ゆらゆら、ふらふわ。眺めて、癒される。」
クラゲの柔らかで優しい魅力と不思議な生態をわかりやすく伝える、
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