美しい毒…クリサオラ・プロカミア

クリサオラプロカミア

クラゲの姿を遠くから見ても美しいのですが、近寄ってみると別の美しさに気が付くでしょう。
クリサオラプロカミアの触手の色は濃い赤からピンクのグラデーションが美しく儚げです。
ここに強い毒があって刺されると痛みを感じるとは想像が難しいですよね。

主に南アメリカの海に多く見られるクラゲで、この地域では多く発生しすぎて実はさまざまな問題が起きていて、漁業や観光に影響を与えています。
チリでは2008年から2009年にかけて、クリサオラ・プロカミアの大発生が起こり、漁業者や海水浴客が刺される被害が多発したことがありました。
ブラジルでは2016年から2017年にかけて、クリサオラ・プロカミアが南部の海岸に多数流れ着き、数千人の人が刺される被害が発生しています。

漁業の被害といえば、日本ではエチゼンクラゲが同じような問題がありますね。エチゼンクラゲによって、海岸で一度に多くの人が刺されることはあまり聞いたことがありません。
これは成長すると体が大きくなりすぎて、海水浴客が大勢いる浅瀬に来ることができなくなる、という仮説を考えてみました。

学名:Chrysaora plocamia
英名:Sea nettle
和名:クリサオラ・プロカミア、プロカミア・ジェリー

撮影したカメラ:SONY α7iii

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