クラゲの血管?…ミズクラゲ

ミズクラゲの傘から放射状に伸びる線は、『水管(すいかん)』と呼ばれ、人間の血管のような働きをしていると言われています。
ランダムに線が形作られているのではなく、胃腔と呼ばれるクローバーのようなマークの端と根本から一定の間隔で線が伸びていることがわかるでしょう。
太い線は、ちょうど眼点(クラゲの目)の窪みあたりに向かってまっすぐ伸び、これが基本的に8本あります。
また、それぞれの水管は傘の端に向かって何本かに分岐しています。
こうやって、少しでも効率よく行き渡らせせようとしているのでしょうね。

今日のクラゲ

和名:ミズクラゲ
英名:Moon-jelly
学名:Aurelia aurita

今日のクラゲニュース:水中写真連載「So Blue」戦禍の海 たゆたうクラゲ より

毎日新聞のサイトに、小笠原の海とクラゲの記事が掲載されていました。
少し不思議なことが書かれていました。

1944年7月20日、米軍機による爆撃で沈没し、16人が戦死した「第50号駆潜艇」とみられています。艦首には高角砲も当時のまま。その周囲を、初夏から秋にかけ、多くのミズクラゲがふわりふわりと漂います。小笠原の他の場所では、ほぼ見かけません。

https://mainichi.jp/articles/20210810/k00/00m/040/152000c

こんなこともあるんですね。
戦艦が多く沈み多くの人が亡くなった場所にだけ、ミズクラゲがふわりと漂っていたらきっと魂のように感じてしまいます。

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