灯台がクラゲに見えた夜
夜の灯台、水族館、くらげ
日が暮れたあとの夜の灯台。
青い照明が、まだどこかに青みの残っている夜の景色に、ぽっかり浮かんでいるようです。そして周期的に矢のように、暗闇を切り開くように照らす灯台の白い照明。
この日の江の島の灯台(シーキャンドル)は、どこかで見たことがある気がして仕方ありませんでした。
クラゲの写真モニターに映し出して眺めていたら、ふと、これかなと思い当たりました。それが、このアマクサクラゲ。
青い世界を、ふわふわと漂っています。
でもクラゲはただ漂っているわけではありません。
食事するハンターでもあり、深い海の底に栄養を届けるために役立ってもいます。
この景色がいつまでも続いてほしいですね。
海なんてそう変化し無いと思っていたら、この片瀬西浜の海岸は砂浜の浸食が進んでいるように感じます。大潮のときは海の家の土台のすぐそばまで波が来ることも。
砂浜がなくなってしまうのでは…という心配があります。
そんなことを考えながら、ゆっくりと進むくらげな時間を大切に感じられました。
●平山ヒロフミ
kurage@jfish.net
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