大きくなると…ビゼンクラゲ

ビゼンクラゲ

この写真に写っているビゼンクラゲのサイズは、傘の直径が5~6cmほどの、かわいくて小さ目サイズ。
しかし…ここから傘の直径1m以上、体重200kg前後にまで巨大化します!!

日本の沿岸に現れるビゼンクラゲは、主に中国の沿岸から対馬海流に乗ってやってきて日本海を北上してく過程でこんなに大きくなります。
元は数ミリの小さなエフィラなのに。

鳥取県の沿岸辺りでは、まだそれほど大きくないため、昔からクラゲ漁も行われて食材として利用されています。
ところがさらに日本海を北上する過程で200kgまで巨大化してしまうと、この大きなビゼンクラゲを漁船に引き上げることが難しいため、簡単に食用として利用することが難しくなってしまいます。

日本では少なくとも1000年以上前から食材として利用する文化がありましたが、世界的にはどうなのでしょうね?
食用になるクラゲがいない海域の国や海のない地域では、まさかクラゲを食べるなんて…と感じる人も多いのかもしれません。

日本の中でも、九州の北部あたりではスーパーマーケットにごく普通に加工品が販売されていますが、関東のスーパーマーケットで陳列されているところを、ほとんど見たことがありません!
世界のクラゲ食用事情を調べて、クラゲマップを作れたら面白そうです。

今日のクラゲ

和名:ビゼンクラゲ (備前水母)
英名:Edible Jellyfish
学名:Rhopilema asamushi

撮影したカメラ:SONY α7iii

Amazonで見てみる:
ソニー ミラーレス一眼 α7 III ボディ ILCE-7M3

ほんわかクラゲの楽しみ方

「ほんわかクラゲの楽しみ方・ゆらゆら、ふらふわ。眺めて、癒される。」
クラゲの柔らかで優しい魅力と不思議な生態をわかりやすく伝える、
クラゲ初心者にもお勧めの一冊です。

・平山ヒロフミ著
・アクアパーク品川監修
・誠文堂新光社

Amazonに見に行く

こちらもおススメ:世界で一番美しいクラゲ図鑑

夜や深海などの暗い海に浮遊するクラゲのビジュアルは美しく、ダイバーだけでなく、数多のファンが存在します。とりわけ近年は“癒やし”をキーワードに、各地の水族館がクラゲ展示に力を入れています。本書は、写真家としても世界的に知られる編者の水口および、クラゲの研究者、写真家として知られる戸篠の写真、さらには近年ダイバーたちが夜の海で撮影する美しく、学術的にも意味のある写真を集めて写真集として圧倒的に見応えがあると同時に、研究者たちからの寄稿もあわせ、読んでも楽しい図鑑です。本書の制作にあたっては、クラゲ水族館として知られる山形県の加茂水族館、新江ノ島水族館、名古屋港水族館、サンシャイン水族館などの協力も得て、情報の精緻さも魅力です。
Amazonで購入する

あわせて読みたい

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください