ゆらり煙のように触手が儚くゆらぐ…インドネシアンシーネットル
傘の下から延びる触手が、ゆらめく煙のように儚く揺らいでいて、海に溶けて消えていくかのようです。
水分が95%と言われているクラゲは、ほぼ海水と同化しているといっていいのかもしれません。
このクラゲの名前
和名:インドネシアンシーネットル
英名:Indonesian sea nettle
学名:Chrysaora chinensis
今日のクラゲニュース:オリンピックとクラゲ
今回の東京オリンピックではクラゲの被害があまり話題になっていませんが、シドニーオリンピックのトライアスロン競技ではクラゲの被害がとても心配されていました。
というのも、オーストラリアの沿岸には、キロネックスやイルカンジと呼ばれる危険なクラゲが生息していて、これまでに多くの(数千人!)人の命を奪っているためです。
毒がさまざまな神経系を麻痺させたり、内臓の機能を弱らせたりするので、アナフィラキシー的なショックのほかに運動機能不全で溺れてしまう危険もあります。
海水浴場ではクラゲの防護ネットを張って侵入を防いでいますが(イルカンジは小さいクラゲため網を潜り抜けてしまいやすい)、沖を泳ぐ選手を丸ごと網で囲うことは難しいのですが、幸いにして大きな事故はなかったようです。
東京湾にも刺されるとかなりの痛みを伴うクラゲもいますが、通常は刺されただけでは人が亡くなるほどの被害にはなりません。
そうそう、このシドニーオリンピックの開会式では海の生き物が登場している中にクラゲもいましたね。
Deep Sea Dreaming from the Opening Ceremony of the Sydney Olympics. #Sydney2000 #Sydney #MySydney2000 @smh @ANZStadium @AUSOlympicTeam #OpeningCeremony pic.twitter.com/NALjnHw4JI
— Dallas Kilponen (@dallaskilponen) September 14, 2020
東京オリンピックではクラゲよりも水質が問題になっていましたが、無事に終わるといいですね。
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クラゲの本
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