伝えたいもの…心の中のくらげ

クラゲの展示はとても大変

水族館で見るクラゲには、さまざまな見せ方があります。
学術的な生態を克明に伝えたい場合には、よりはっきりと見える展示になるでしょう。
幻想的ではないかもしれませんが、くらげの事をより正確に知ることができます。

より美しく見てもらうために幻想的な雰囲気にしている場合もあるでしょう。細かい生態はわからないかもしれませんが、生き物の持つ美しさの可能性に驚かされることもあるでしょう。

さまざまな見せ方は飼育員さんたちが、手塩にかけて育てたクラゲをさらに美しく見てもらうために、さまざまな努力をしています。クラゲの状態も、見た目の美しさに大きく関わってきます。常に生命感溢れる良い状態で見てもらうことは、飼育員さんの願いでもあるでしょう。

それは特にクラゲ限らずとても難しいことなのですが…。特にクラゲは寿命が短いことから、良い状態でいる期間が短いため苦労は倍増します。比較的寿命の長いミズクラゲでさえ1年程度。
その中で、展示できる良い状態でいられる期間は数ヶ月でしょう。その間にも、傷んだり弱ったりする個体も多数出てくるので、本当に維持は大変なのです

もっと美しく伝えたい

水族館のクラゲを見ていると、実際に目に映る水槽のクラゲだけではなく、脳内でさまざまな幻想的な姿を想像してしまいます。

こんな色だったらとか、こんなふんわりした雰囲気だったらとか。
実際に自分でそんな展示をすることはできませんが、写真に撮り、パソコンの中でなら想像を現実に変えてしまうことができます。

現代の魔法ですね。自分の「こうだったらいいな」をあっという間に目の前に見せてくれます。あ、でもまだ動かしたり立体にするのはまだまだすぐにという訳には行きませんが、少なくとも静止画であれば、そこは自由な世界が広がっています。

今日のミズクラゲの画像も、頭の中、心の中にある自由な世界を伝えたい気持ちで表現してみました。柔らかくて穏やかな世界を感じてもらえたら嬉しいなと…。生き物が、この世界で生きていくための厳しい世界はあります。ただ美しいだけでは生きていけないでしょう。
でも、その厳しい世界にある美しさを切り取って感じることができたら、もしかしたら何か大切なことを見つけるきっかけになるかもしれない…。漠然とした何かわからないものを追っているだけですが、いつか本当に大切なものを知るきっかけになるかもしれないな…と思っています。

クラゲのコミュニティー jfish
http://www.jfish.net/

クラゲではないお気に入りの景色

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