寄り添う…ミズクラゲ
二匹のミズクラゲが寄り添うように漂っています。
クラゲは毒針を持っていて、餌が来るとその毒矢を放ち麻痺させて絡め取ってしまいます。
そんな武器を持っているのに、同じミズクラゲ同士では近づいて触れても相手に致命的なダメージを与えません。
脳が無いのに相手が仲間だとわかっているようなのです。
判断するための脳が無いのに、仲間か餌かをどうやって見分けているのでしょう…。
その毒針に巧妙な仕掛けがあり、餌かどうかを見分けてから本格的に毒針を発射する仕組みを持っています。この機能をうまく利用しているのかもしれません。
そして、この写真では餌をたくさん食べたために、その餌の色が半透明の体から透けて見えています。
そのオレンジ色も消化すると次第に消えて行き、数時間もするとまた元の乳白色の半透明な体に戻ります。
学名:Aurelia aurita
和名:ミズクラゲ(水海月)、ヨツメクラゲ
英名:Moon Jelly、Water Jelly
新江ノ島水族館で撮影しました。
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