ゆらゆら…ミズクラゲ

ミズクラゲは水温変化に敏感なクラゲ
ミズクラゲは、実は「水温変化に敏感」なクラゲです。2014年に東京大学大気海洋研究所が発表した画期的な研究で、**ミズクラゲの幼生(プラヌラ)は「親水性の低い表面」に特に着底しやすい**ことが初めて明確になりました。
水を嫌う表面が着底を促す
具体的な発見を言うと、プラスチック表面をプラズマ処理で**親水化(水になじむ性質)させると、幼生の着底率が最大8分の1まで激減**したのです。つまり、**「水を嫌う表面」がミズクラゲの増殖を加速させている**のです。
人工構造物が増殖サイクルを変える
なぜこれが重要なのか?港の浮き桟橋、船舶、発電所の取水口など、私たちが使う人工構造物は、**「親水性が低いプラスチックやコンクリート」**でできています。これらがミズクラゲポリプの「好適な付着基質」になり、大規模なポリプ群落を形成しています。
さらに、宇和海では**2010年代以降にミズクラゲの増加が顕著**で、2000年に「記録にない異常出現」が突然起こったと報告されています。この増加傾向は、**瀬戸内海西部では特に最近10年で70%以上の漁業者が感じる**レベルです。
水族館で見るミズクラゲは、実は**「私たちの人工構造物が、海の増殖サイクルを変えている」**生きた証拠なのです。
和名:ミズクラゲ
英名:Moon-jelly
学名:Aurelia aurita (日本近海で採集・繁殖したものならcoerulea)
引用文献
- クラゲの発生抑制に道開く | Science Portal – 科学技術の最新情報サイト「サイエンスポータル」
東京大学大気海洋研究所。2014年。プラスチック表面をプラズマ処理で親水化すると、ミズクラゲの幼生の着底率が最大で8分の1まで激減した実験結果を報告。 - クラゲの大発生を食い止めろ ~プラズマ処理技術を応用して… | 東京大学 大気海洋研究所
東京大学大気海洋研究所の公式研究ニュース。2014年2月。 - 宇和海におけるミズクラゲの出現量の経年変動と中型動物… | 広島大学リポジトリ
広島大学。2001年。宇和海を含む瀬戸内海西部海域では最近10年間における増加傾向が著しく、2000年の夏季に大規模なミズクラゲの異常出現を報告。 - 瀬戸内海におけるクラゲ類の出現動向と漁業被害の実態 | J-STAGE
日本水産学会。瀬戸内海西部の伊予灘・豊後水道では、最近10年間に増加したとの回答率が70%以上に達し、出現期間が延長し、越冬クラゲも普通に観察されるようになった。 - 18510007 研究成果報告書 | 科学研究費助成事業データベース
ミズクラゲの初期幼生(プラヌラ)は岩などの表面に着底し、海洋構造物の構築が新たなポリプの付着基盤を提供する。
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ほんわかクラゲの楽しみ方
「ほんわかクラゲの楽しみ方・ゆらゆら、ふらふわ。眺めて、癒される。」
クラゲの柔らかで優しい魅力と不思議な生態をわかりやすく伝える、
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・平山ヒロフミ著
・アクアパーク品川監修
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