【ミズクラゲ】がおしくらまんじゅう。お互いの毒針で刺さないの?。

ミズクラゲ

ミズクラゲが「おしくらまんじゅう」

ミズクラゲの毒針

いつも見慣れたミズクラゲの水槽。
でもこの日はずいぶん密集している気がしました。

ミズクラゲは、餌の動物プランクトンが触手に触れると小さな毒針を発射して弱らせて動けなくして絡めとってしまいます。
そんなミズクラゲの武器である刺胞があるのに、密集していても大丈夫なのでしょうか?。
お互いに触れた途端、毒を出し合って弱ってしまうのでは…。

仲間のミズクラゲには毒針を発射しない!

そんな心配をよそに、密集したミズクラゲが弱ってしまう気配はありません。
お互いに拍動してぶつかったり絡んだりしているのに、全然平気。

これは、仲間であることをミズクラゲが認識しているのです。
クラゲには脳が無いのに!?。
なぜ、そんな高度な認識ができるの!?。

クラゲの刺胞(毒針)には、相手が生物かどうかを見分ける仕組みを持っているのです。
脳で判断することなく、刺胞の機能だけで実現しているなんて凄すぎます。

でも仲間のミズクラゲ同士の場合だけ毒針を発射しない理由は、まだはっきりわかっていません。
同じクラゲ同士でも、もしタコクラゲと一緒に入れるとタコクラゲとミズクラゲはお互いに毒針を発射してしまいます。
でもミズクラゲ同士なら平気。
何も考えていないのに、やっていることは高度なことばかり。
クラゲってやっぱり不思議な生き物です。

学名:Aurelia aurita
和名:ミズクラゲ(水海月)、ヨツメクラゲ
英名:Moon Jelly、Water Jelly

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