クラゲは夏に弱い?。小さくなってもクラゲ。

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ミズクラゲを飼育しています。
今日の写真も、飼育している水槽から。
このところの暑さで、クラゲもちょっと苦しそうです。
次第に小さくなっています。このまるっとした形は、弱ってきている証拠。
拍動も少なくなって、息も絶え絶えのようにも見えてしまいます。

夏のイメージのクラゲは夏が苦手?

そうなんです。飼育の環境では、ミズクラゲは夏が苦手。お盆過ぎにたくさん現れるから、海水浴はやめたほうがいいと昔から言い伝えられていますね。深く探るとある意味正しい部分もあるのですが、この伝承がいろんな誤解を招いています。
地域にもよりますが、確かに夏場にはカンタンに見つかるほど大きくなったクラゲが多く見られるのは確かです。でもクラゲは夏だけにしかいないなんてことはありません。ミズクラゲは真冬もしっかり生き延びています。
しかし、それは自然界でのこと。飼育となるとそうは行きません。
室温が高くなってくるので、それにつれて水温も上昇します。ある一定の温度を超えると、なかなか育ってくれません。むしろ、弱って小さくなってしまいます。
クラゲ飼育に夏は厳しい季節なんです。

ミズクラゲは溶ける…跡形も無く…

そやって弱ってしまったミズクラゲは次第に小さくなっていき、豆粒のようになります。それでもまだ時々拍動することもありますが、生死の境目についてはあいまいです。何しろ脳が無いのですから、そもそも死んだことをナニで判断すればいいのか…。
そして最後は、あとかたも無く消えてしまいます。
これは、体の96%が水でできていて、体調を崩してしまうと食事もなかなか食べず、さらに時間が経つと体から水分が抜けてしまうから。
クラゲの儚さは、その姿だけではなく、死に方までが儚いですね。
●画像情報
撮影場所:自宅のくらげ水槽
撮影したカメラ:Canon EOS Kiss
クラゲの不思議な世界
http://www.jfish.net/
●平山ヒロフミ
info@jfish.net

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